多楽房伝道とは?

よく使われる言葉の解説

多楽房伝道運動

韓国の伝道新聞に出された記事に基づいています。>


○多楽房伝道とは?

 多楽房伝道運動は、イエスの弟子たちが集まっていたマルコの屋根裏部屋(韓国語で多楽房タラッパンという)から始まりました。

 そこで、弟子たちは何をしていたのでしょうか?その屋根裏部屋で弟子たちは、イエスが命じられたとおりに、集まって祈っていたのです。それが、イエスから3年間学んだ伝道を行う前にしたことでした。この祈りの集いは、イエスがよみがえられたことと、よみがえられた後、40日の間行われたことの証人となる準備をする機会でした。

 この伝道運動は、意図的に計画されたものでも、宣伝されたものでもなく、宗教的な儀式でもありませんでした。証しと伝道は、弟子たちにとっては、後戻りはできないもので、自然に伝道運動になっていったのです。

 神さまが彼らとともにおられたので、この伝道運動は、ローマを完全に征服しました。知識や剣ではローマに勝つことはできませんでしたが、ローマは、伝道運動が始まって250年後の紀元313年ごろ、コンスタンチヌス皇帝の治世に、完全に福音の前に屈服したのでした。多くの場合、伝道は誤解されています。信じる者の祈りが答えられることは、当然のことなのです。木が実を結ぶように、伝道者は良い行いによって、良い結果を結ぶことは当然なのです。

 伝道は、道に出て「イエスはキリストです」と叫ぶことではありません。伝道は、無理にイエスを信じさせようと説得することでもありません。伝道は、当然にできていくものなのです。

 イエスを紹介してあげれば、それをよく聞いた人がイエス・キリストを自分の救い主として涙を流しながら受け入れるようになるのです。マタイ28:20は、そのような伝道運動がなされていくとき、現場で現実的に適応されていきます。
 神さまは、すべての人が伝道の本当の意味を理解して悟ることを願っておられます。神さまのみこころに従って、多楽房伝道運動は、伝道者の働き人を探し、彼らを地の果てまで送ることを第一目標にしています。

○何の証人となったのでしょうか?

 イエスの弟子たちは、イエスが旧約時代から待ち望まれていたキリストであると証ししました。イエスがキリストであるという証拠で、初代教会はすべての困難に打ち勝つことができたのです。

 ユダヤ人たちは、キリストという言葉の意味が「油注がれた者」であることを知っていました。しかし、彼らはキリストご自身が分からなかったので、救われなかったのです。初代教会はイエス・キリストの本当の意味を知り、それを伝える役割を果たし、それによって世界を生かしました。

 旧約時代に、油は預言者と祭司と王に注がれました。キリストは神さまへの道です。イエスは、人々を神さまに導く真の預言者で(ヨハネ14:6)、人々の罪をその身に負ってくださいました。イエス・キリストは、この世とサタンに打ち勝たれた真の王です。人は、イエス・キリストを自分の救い主として受け入れると、神さまに会うことができます。それを‘救い’と言ったり、‘聖霊が内に住まわれる’と言うのです。(ヨハネ1:12,ヨハネ14:16−17,Uコリント3:16)。救われて、平安になることは明らかな事実です。真の祭司である証拠として、運命、占い、まじない、罪、地獄、あらゆる悪から自由になることを体験できます。初代教会は、このようなすばらしい事実を証ししたのです。

− 多楽房伝道運動は、イエスがよみがえられ今も働いておられることを証しします

− 多楽房伝道運動は、イエス・キリストがこの世を支配しておられ、王の王として来られることを証しします。

聖書に書かれているように、表面的にだけ行われるいろいろな種類の宗教儀式が急増しています。
 
 多くの救いの証拠が、今は明らかに表されています。しかし、異端が現場を伝道しに入っています(マタイ9:36−39)。仏教信者は、仏教を広めようと、幼稚園や先進的な施設を作って人々を集めて仏教教育をしていますし、軍隊には、大規模な組織的手段を使って、僧侶が布教しています。他の宗教団体は、大学や学校、また、軍隊に教育機関を設けて、その教えを広めています。

時期を逃すことなく、異端は大学に広がって、信徒を惑わしています。

このような時に、なぜ伝道をしなければならないのでしょうか?

(1)この世の多くの人々は、気づいていても、気づいていなくても、霊的問題に苦しめられています。神さまに会っていないので、さまよっているのです(創世記3:1−6)。人々は、罪と淫乱な文化に急速にはまり込んでいっています(ローマ3:23)。

(2)簡単に偶像を拝むようになってしまい、その結果、現実的に霊的問題が現れるようになります。韓国では、登録されたムダン(霊媒師)が、50万人に達するほどです(出20:4−5)。

(3)世界中の多くの人々が、精神問題に悩んでいます。WHO(世界保健機関)によると、10%以上の人々が、精神病院にかかっているということです。

(4)エイズのような恐ろしい病気が、私たちの回りで急激に広まっています。

(5)ルカ16:19−31にあるように、人々は、霊的な事実、神さまの存在、死後という最も大切なことについて知らずにいます。この世で肉的なことを追い求め、完全にさまよっているのです。一瞬の平安も喜びもありません。

(6)結果的に、人々はいろいろな迷信や先祖崇拝、異端に頼っているのです。

地上には、いつも苦しみと病気、滅びがあります。

私たちが、このようにさまよっている人々を無視するならば、私たちのゆえに神さまが裁かれることを避けることはできません。

(1)いのちを与える運動だけが、人々を救うことができます。
(2)イエスを信じることだけが、神さまに会う唯一の道であることが証しされなければなりません。
(3)イエスのいのちと力を理解して、イエスを受け入れれば、すべての迷信、占い、偶像、のろいから、自由になることを知らせなければなりません。

 慶尚北道に住む、イエスを信じる女の人は、占い師だったのですが、イエス・キリストを短く紹介してもらって受け入れたら、長い間持っていた霊的問題から解放された、と証ししています。
もう一つ、イエスの力の証しですが、ある医者が、人生の意味が分からなくて、特別な理由は無かったのですが、さまよってしまいました。しかし、牧師からイエス・キリストのメッセージを聞いて、真の平安と喜びを発見し、今は、良い伝道医師として、いきいきと働いています。

 私たちの回りには、イエス・キリストを知らずに苦しんでいる多くの人がいます。私たちは、伝道者として、ただイエス・キリストを正しく証しするだけで、聖霊が実際に働かれるという、すばらしい事実を体験することができます。人間の霊的な問題、未来の問題は、政治、経済、社会的な方法では解決できません。私たちは、全世界に、イエス・キリストがすべての問題を解決されたことを宣べ伝えるべきなのです。

伝道は、難しくありません。(マタイ16:13−20)

 神さまにとって、伝道は、一番関心を持っておられることで、人間に対する神さまの目標なのです。伝道のために、神さまはみことばとイエス・キリストを与えてくださり、教会を建てるようにしてくださいました。神さまは、救いの働きを中心にすべてを動かしておられ、それゆえ、私たちが神さまの力と神さまの祝福を味わうことができるのです。私たちが伝道を理解して行うならば、伝道運動をしているときに神さまの証拠が与えられます。神さまがともにおられると、伝道は難しくありません。反対に、神さまがともにおられないのならば、伝道ほど難しいものはないのです。神さまは、信じる者をとおして、直接伝道運動を行ってくださるのです。

 それぞれの時代に、どんな人々が神さまに用いられてきたでしょうか?神さまは、キリストを正しく理解した人々を選ばれました。神さまは、とても真実で、道徳的で正しく、模範的な人でもキリストを知らないならば、目を留められることはありません。パリサイ人は、世界で一番正しく道徳的な人々です。しかし、彼らはキリストを認めなかったので、神さまは、彼らにむかって「まむしのすえ」とおっしゃいました。

 イエスは、弟子たちに向かって「人々は人の子をだれだと言っていますか。」と問われ、誰も正しく答えられなかったのに、ペテロが正しく答えたので(マタイ16:16)、天国の鍵を伝道の祝福といっしょに与えてくださいました。

 私たちがキリストを知るためには、次のような事実を理解しなければなりません。
(1)キリストは、創世記3:1−20による問題を解決された。(真の預言者)
(2)キリストは、ローマ3:23にある「神からの栄誉を受けることができない」問題を解決された。(真の祭司)
(3)キリストは、ヨハネ8:44にあるサタンの策略の問題を解決された。(真の王)

 この事実を理解する時に、すべての問題は、解決されるのです。私たちの弱さに関係なく、イエス・キリストを理解した人には、聖霊がともにおられるようになります(救い)。そして、罪から解放され(赦し)、サタンに支配されていた所から、サタンの力が完全に打ち壊された所に移されるのです(権威)。この事実を知っている人に、神さまは伝道の門を開いて下さるのです。どこに行っても、神さまの救いが必要な人と会わせてくださいます。使徒の働きをよく見てください。

 キリストを理解した人が、神さまの働きを体験することは必然的なことです。神さまは、イエス・キリストを知っている人を呼ばれます。そのような人々の証拠は、次のとうりです。
(1)自分のようなみじめな者が、キリストによって赦されたという事実を本当に体験する人です。
(2)外部からのプレッシャー、反対、批判があっても、キリストを受け入れた人は、祈りに答えられて神さまの証拠を得ます。
(3)よみがえられたイエス・キリストは、聖霊としてすべての信者とともにおられ、教会の頭であり、全宇宙を治められており、再び来られると信じています。その人の力、知識、良い行いとは関係なく、神さまがともにおられるという、神さまのみわざの証拠をたくさん持つようになります。

聖書には、とても簡単に、また明らかに伝道の方法が書かれています。
(1)初代教会のイエスの弟子たちは、マルコの屋根裏部屋に集まっていました。未信者たちを一人ずつ招いて、キリストの働きについて理解させていったのです。
(2)ユダヤ人に公には、イエスがキリストであると証ししませんでした。
(3)表面的な宗教儀式に心を傾けたり、混乱している人には、みことばによって神さまに会う道を教えました。
(4)罪やのろいに縛られている人には、イエスを受け入れるように導いて、聖霊の力と導きを受けるように教えました。このみことば運動は、エルサレム中に広まって(使徒2:41,46−47,6:7)、その内に、新しく信じる人が驚くほど増えたのです。

 伝道が難しいと考えることは、間違っています。そのような消極的な言葉は、キリストの真の意味を知らない人が言う‘ひとりごと’にすぎないのです。
 伝道は、うまくできていくしかないものなのです。この運動は、初代教会の屋根裏部屋運動(多楽房運動)であり、ルターやカルヴィンのみことば運動であり、ムーディーのイエス運動と同じなのです。